フリーランスの方は、国民年金・国民健康保険・住民税と、毎月・毎期ざくざく請求書が届きます。会社員は給与天引きで済む支払いも、フリーランスは自分で納付書を受け取って払う必要があります。
これらをまとめると年間60万円以上になることも珍しくありません。この金額を何も還元なしに払い続けるのはもったいない!
結論から言うと、ANAカードを持っていてANA Payを使っていれば、手数料なしでマイルが貯まります。この記事ではその方法と、支払い方法ごとの比較をまとめています。
📋 フリーランスが自分で払う主な支払い
会社員は多くの支払いが給与天引きですが、フリーランスは自分で納付書を受け取って払う必要があります。今回対象になるのは以下の3つです。
国民年金保険料
2026年度の保険料は月額17,510円(年間210,120円)。毎月届く納付書のほか、まとめて前払いする方法もあります。
国民健康保険料
前年の所得・自治体によって金額が大きく変わります。納付書は年度初めにまとめて届き、10回払いが一般的です。
住民税(普通徴収)
フリーランスは給与天引きではなく、年4回(6月・8月・10月・翌1月)に分けて自分で納付します。
📊 支払い方法の比較
主な支払い方法を手数料・還元率の観点で比較しました。
| 支払い方法 | 手数料 | 還元 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 口座振替・窓口現金 | なし | 0% | 手間がかかる |
| クレジットカード直接払い | あり(数百円〜) | カードポイント | 手数料でほぼ相殺 |
| PayPay請求書払い | なし | 0% | ポイント還元なし |
| 楽天ペイ(楽天カードチャージ) | なし | 約0.5% 楽天ポイント | 楽天カード必要 |
| ⭐ ANAカード→ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュ→楽天ペイ | なし | 0.5〜0.6% ANAマイル※ | Android or 物理Edyカード必要・後述 |
クレジットカード直接払いは手数料がかかるため、一見お得そうに見えても実質ほぼノーリターンになりがちです。楽天ペイ経由が現状もっとも手数料なしで還元を受けられる方法です。ANAカードを持っている方はマイルで受け取れるのが最大のメリット。
※ ANAカード別の還元率:ANAワイドゴールドカードは0.6%、ANA一般カードは0.5%です(Vポイント→ANAマイル交換レートの違いによる)。
✈️ マイルが貯まるルートの仕組み
少し複雑に見えますが、一度設定してしまえばあとは毎回同じ手順で払えます。ルートの全体像はこうです。
ANAワイドゴールドカード(またはANAカード)
↓ チャージ(ワイドゴールド:0.6% / 一般カード:0.5% マイル還元)
ANA Pay(バーチャルプリペイドカード)
↓ ANA PayのバーチャルカードをEdyのチャージ元に登録してチャージ
楽天Edy
↓ 楽天ペイアプリ内で等価交換(1円=1円、ロスなし)
楽天キャッシュ
↓ 請求書払いで納付書のバーコードを読み取って支払い
✔ 完了
ポイントはANA PayはVisaブランドのついたバーチャルプリペイドカードなので、楽天Edyのチャージ元として登録できる点です。ANAカードから直接Edyにチャージするより、ANA Pay経由の方がマイル還元率が高くなります。
ANAワイドゴールドVISAはVポイント→ANAマイルの交換レートが1ポイント→0.6マイル(還元率0.6%)、ANA一般カードは1ポイント→0.5マイル(還元率0.5%)です。どちらもANA Payへのチャージ自体は可能です。
なお、チャージで積算されたVポイントは自動的にマイルになるわけではありません。Vpassアプリの「ポイント移行」→「Vポイントの交換コース」からANAマイルへの移行手続きが別途必要です。Vポイント→ANAマイルの交換方法はこちらで解説しています。
📱 具体的な手順
初回だけ設定が必要ですが、2回目以降は毎回の手順だけでOKです。
【初回のみ】事前設定
【毎回の手順】支払い当日
チャージ上限と端数に注意:ANA Pay→楽天Edyは1回あたりの上限が25,000円のため、それ以上の金額の場合は複数回に分けてチャージが必要です。また、1,000円単位でしかチャージできないため、端数は切り上げになります(例:請求額26,270円の場合→27,000円チャージ)。余った残高は次回の支払いに使えます。
アプリ上には楽天Edy画面にも「楽天キャッシュ/ポイントチャージ」というボタンがありますが、こちらは楽天キャッシュ/ポイントからEdyへのチャージのため別機能です。「R Cash」タブからの操作が正しい手順です。
Androidの場合:おサイフケータイ搭載端末であればスマホ単体で完結します。
iPhoneの場合:2026年2月からiPhoneでも対応しましたが、スマホ単体では完結しません。楽天Edy機能付きの物理カード(楽天カードにEdy機能を付帯するなど)を別途用意し、カードをスマホにかざしながら操作する必要があります。
💰 年間マイル獲得シミュレーション
フリーランスの方の支払い例として、以下で計算してみました。
| 支払い項目 | 月額目安 | 年間金額 | 獲得マイル(0.6%) |
|---|---|---|---|
| 国民年金保険料 | 17,510円 | 210,120円 | 約1,260マイル |
| 国民健康保険料 | 26,270円 | 315,240円※ | 約1,891マイル |
| 住民税 | — | 112,000円(4期) | 約672マイル |
| 年間合計 | — | 約637,360円 | 約3,824マイル |
※ 国民健康保険料は10回払いが一般的です。年間を12ヶ月換算で計算しています。
※ 各金額は前年の所得・自治体によって大きく異なります。あくまで目安としてご参照ください。
国内線の特典航空券は片道6,000マイル〜なので、公的支払いだけで約6割分が貯まる計算です。何もしなければ0マイルで終わる支払いが、ルートを設定するだけでここまで変わります。
⚠️ 注意点まとめ
対応自治体を事前に確認する
楽天ペイの請求書払いはほぼ全国の自治体で対応していますが、一部非対応の場合があります。お住まいの自治体の公式サイトで確認してから始めましょう。
30万円を超える納付書はバーコードがない
楽天ペイの請求書払いはバーコードの読み取りが必要なため、1枚の納付書が30万円を超える場合は利用できません。その場合は金融機関窓口での支払いになります。
ルートは改悪される可能性がある
ANA Pay→楽天Edy→楽天キャッシュのルートは、過去にも楽天Edyアプリの統合など変更の動きがありました。現時点(2026年5月)では問題なく使えますが、今後変更される可能性はゼロではありません。利用前に最新情報をご確認ください。
VポイントのANAマイル交換を忘れずに
ANA PayへのチャージでVポイントが積算されますが、自動的にマイルになるわけではありません。Vpassアプリの「ポイント移行」→「Vポイントの交換コース」からANAマイルへの移行手続きが別途必要です(ANAワイドゴールドVISAの場合は1ポイント→0.6マイル)。月1回まとめて行うのが効率的です。
Vポイントをどのルートでマイルに交換するのが一番お得かは、こちらの記事で解説しています。
✏️ まとめ
フリーランスの税金・保険料は、会社員と違って自分で払う分、逆に言えば支払い方法を選べるということでもあります。
ANAカードとANA Payを持っていれば、手数料なし・追加コストなしで年間約3,000〜4,000マイルが貯まります。一度設定してしまえばあとは毎回同じ手順で払うだけなので、手間もほとんどかかりません。
どうせ払うなら、少しでもマイルに変えてしまいましょう。
まいろ
※この記事の情報は2026年5月時点のものです。ANA Payの仕様・楽天Edyのチャージルート・各種キャンペーン内容は変更される場合があります。利用前に最新情報を各公式サイトでご確認ください。

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